2015年9月のバックナンバー

2015.9.30

「思考の道具」としてのアニメ

国際交流基金は、日本に関わる研究を行う学者・研究者を日本に招へいしています。2014年度フェローとして、昨年10月から1年間、京都精華大学で「アニメにおけるアイデンティティ」について研究をしているアルバ・G・トレンツ氏に、「『思考の道具』としてのアニメ」と題してご寄稿いただきました。

2015.9. 1

中国アニメにおけるヒーロー帰還 ――『西遊記之大聖帰来』とアニメによる孫悟空表現の変遷

今夏、孫悟空を主人公とする新作アニメ映画が中国で話題になっている。中国の3Dアニメ『西遊記之大聖帰来』は、7月10日に封切り、3週間あまりで8億元(約160億円)の興行収入を挙げ、中国におけるアニメ映画興行史上の最高記録を作った。しかも、まだ上映は続くので、最終的には10億元を超えるだろうと予想され、低迷が続いた中国アニメがこれで自信を取り戻したとメディアが騒いでいる。