雑誌『をちこち(遠近)』
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2013年8月のバックナンバー

2013.8.15

震災のあとの社会状況の中でアートの役割を問う~「抽象的に話すこと - 不確かなものの共有とコレクティブ・アクト」展でみたコンセプチュアルアートの可能性

ヴェネチア・ビエンナーレには独特の評価軸やポリテイクスがある。評価されるものは、政治的、社会的な状況に対する批評的な視点と、それを一定のレベルまで抽象化し、知性と感性に作用するプロポーザルとして共感、認識できるところまで押し上げる造形力である。今回日本館の展示において、田中功起がもっとも留意したのは、批評的立場をとるときの対象との「距離」の問題といえる。「abstract speaking」というタイトルはその距離感を表している。

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