雑誌『をちこち(遠近)』
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アニメ・マンガを通じて日本語を学ぼう ~パリの第11回JAPAN EXPOに参加~

高取 秀司
国際交流基金
マニラ日本文化センター

ジャパンファウンデーションは、2010年7月1日から4日にかけて、フランス・パリで開催された世界最大級の日本のポップカルチャー・イベント「第11回JAPAN EXPO」(SEFA EVENT社主催、於パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場)に出展し、多数の来場者に楽しい日本語の世界を紹介しました。

ブースで日本語ウェブサイトを体験


ポップカルチャーを中心に日本を紹介

JAPAN EXPOは、マンガ、アニメ、ゲーム、音楽、ファッション、スポーツなど、日本文化が好きな人々が集まる大イベントです。今年も地元フランスを中心に、会期中15万人以上が集まりました。フランスは、日本に次ぐマンガ消費国といわれています。

来場者の年齢は、10代後半から20代が中心ですが、小さな子どもを含む親子連れや、30代以上の人々の姿も見られました。会場は、その8割以上が、マンガ、アニメ、ゲーム関連のブース、イベント、ビデオ上映など、ポップカルチャーのエリアで、コスプレを楽しむ人も大勢いました。日本文化、日本観光、日本語、武道、スポーツ等を紹介する文化のエリアもありました。

ジャパンファウンデーションは、特設ステージで、「和太鼓真(MAKOTO)」による演奏を行ないました。会場内を行き来するコスプレーヤーたちも思わず足を止め、そのダイナミックでインパクトのあるパフォーマンスを満喫していました。また、文化エリア内にあるブースで体験できる日本語サイトの紹介も行ないました。紹介したのは、今年新たに開発した2つの日本語学習サイトです。


自分の名前を日本語で書くコーナー
も大人気

「アニメ・マンガの日本語」は、アニメ・マンガに現れるキャラクターや特徴的な表現の日本語を楽しく学べるEラーニングサイトです。WEB版「エリンが挑戦! にほんごできます。」は、豊田エリーと倉科カナが出演し、NHK教育テレビや海外10カ国で放送されている映像教材のウェブ版です。日本の高校に留学してきた「エリン」が日本語や日本文化を学んでいくドラマ風スキットとCGアニメキャラクターによる解説で、日本語の「言語学習」と「文化理解」を両立させた画期的な教材をベースに、ウェブ版ならではのオリジナルコンテンツを多数追加しました。

サイトへのアクセスも増加


コンテンツを楽しむ来場者

ブースにはパソコンを設置し、約200名の来場者にこれらの日本語ウェブサイトを体験してもらいました。多くの人が、挨拶ことばなど、わかりやすいコンテンツを楽しんでいましたが、さらに踏み込んで、日本語のクイズやゲーム、本格的な日本語会話のページに進む人もいました。また、別コーナーでは、自分の名前をカタカナで書く手ほどきをしたり、日本語学習に関する相談を受けたり、パリ日本文化会館でのイベント情報を提供しました。

嬉しいことに、JAPAN EXPO初日が終わったあとから、「アニメ・マンガの日本語」とWEB版「エリンが挑戦! にほんごできます。」のサイトへのフランスからのアクセスが増えています。今後も、イベントへの参加やポップカルチャー・ファンがよく利用するサイトにリンクをはる活動などを続け、両サイトに、アクセスするための入り口をもっと増やしたり、コンテンツや語彙を充実させて、サイトの魅力アップをめざします。

ポップカルチャー・ファンの中から、日本語学習、日本理解、日本研究の道へと進む方が増えることを期待しています。

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Twitter - @Japanfoundation