雑誌『をちこち(遠近)』
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Feature Story ―今日も世界のどこかで

今日も誰かが、世界と日本の橋渡しをしています。
各地で活動するアーティストや作家、研究者から現地直輸入のエピソードを紹介。街角の様子から仕事で出会った人たちの横顔まで、さまざまなストーリーをお届けします。

2018.9.28New

ベトナムにおける日本語教育のいま
"日本語パートナーズ"活動現場の声を聞く

東南アジアの国々のなかで、インドネシア、タイに次いで日本語学習者が多いベトナム。2014年から国際交流基金アジアセンターが行っている、中学、高校で日本語授業をサポートする派遣プログラム"日本語パートナーズ"※も回数を重ね、現地教育機関との連携を深めてきました。日本語国際センターでは、2018年7月末より2週間、ベトナムの日本語教師を対象に、「"日本語パートナーズ"カウンターパート日本語教師研修」が行われました。この研修に参加し、日本語パートナーズを実際に受け入れ、一緒に授業を行っているベトナム人教師らに取材し、また、現地事務所(国際交流基金)ベトナム文化交流センターからの情報も加え、ベトナムでの日本語教育の歩みや現状をレポートします。

2018.7. 5

「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」帰国展 アーティスト・トークレポート

2018年、日本人のキューバ移住120周年記念の年、国際交流基金はウィフレド・ラム現代美術センターと在キューバ日本国大使館の共同主催により、3月から4月にかけて、キューバと日本の現代アーティストたちを紹介する現代美術展「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」を開催した。キューバ・ハバナ市で開催されたこの展覧会を再構成した帰国展が、6月6日から6月17日にかけて、スパイラルガーデン(東京)において開催された。本展は「距離」をテーマに、キューバと日本の文化的な成熟度によって感じられる「近さ」、そして、社会・政治体制の違いなどが生む「遠さ」とのあいだで揺さぶられる体験を通して、一面的には捉えられない物事の「近さ」と「遠さ」、関係性とは何かを問う画期的な展示となった。会期中の6月8日、国際交流基金ホール[さくら]にて、キューバからの出展作家によるアーティスト・トークが開催され、キューバの現代に生きる作家たちによる創作活動のプレゼンテーションと活発なトークセッションが行われた。

2018.4.27

地道な継続がつくる、近い未来の多文化共生社会とは?
岡﨑広樹×楠めぐみ×真田ありさ×山野真悟

日本全国で国際文化交流活動を行う団体を支援する「国際交流基金地球市民賞」。2017年度は3団体が選出されました。外国人住民と日本人住民の交流に力を入れる埼玉県川口市の「芝園団地自治会」。外国人旅行者を日本の一般家庭に招き、食事をともにするマッチングサービスを行う「Nagomi Visit」。そして、かつては違法店舗が立ち並んでいた初黄(はつこう)・日ノ出町地区でアートによるまちづくりを推進してきた「黄金町エリアマネジメントセンター」。日本の生活環境が変化し、多文化共生がうたわれる今日、これらの団体はどのような問題意識を持ち、日々活動しているのでしょうか? それぞれの運営にかかわるキーマン4名に話を聞きました。

2018.3.20

ダンス・ダンス・アジア 東京公演 2018
Vince Mendoza × Fabien Prioville インタビュー
―アジア×ヨーロッパ、ストリート×コンテンポラリーのコラボレーションがもたらすもの―

2018年3月23日(金)~25日(日)開催の「DANCE DANCE ASIA-Crossing the Movements 東京公演 2018」で上演される『Hilatas<君を導く光>』のクリエイションが昨年12月末~1月中旬にかけてバンコクで実施されました。DANCE DANCE ASIA(DDA)は、舞台芸術の「新しい表現手法」としてここ数年、高い関心が寄せられているストリートダンスをキーワードに、パフォーミングアーツ作品を制作するプロジェクトで、アジア域内の交流促進と新たな文化の創造を目指して、2014年にスタートしました。

2017.12.22

国際交流基金賞 受賞記念講演会
対話としての日本研究:一小国の視点から

アンドレイ・ベケシュ氏はリュブリャナ大学を拠点として、スロベニア、さらには欧州における日本研究・日本語教育を長年にわたり牽引し、国際相互理解の促進に貢献してきました。その功績により、2017年度国際交流基金賞を受賞。去る10月20日、ベケシュ氏による「対話としての日本研究:一小国の視点から」と題する受賞記念講演会が、上智大学で開催されました。情報の流れが一方通行になりがちな現在のグローバリゼーションの中で、スロベニアから見て、「対話」が秘めている可能性について考察した講演内容について、ベケシュさんにご寄稿頂きました。

2017.12.22

2016年度 国際交流基金賞 受賞記念講演会
スーザン・J・ファー氏「日米関係の謎―50年を振り返って―」

世界に広がる「日本専門家」のコミュニティは非常に多様です。人文・社会科学分野の学者、政府やシンクタンク関係の実務者、ビジネスや法律の専門家などが名を連ね、著名人も若手も、学術会議や企業のイベント、大使館が催すレセプションに共に参加しては、定期的に近況や良い職を得るためのヒントを互いに共有しあっています。ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー記念日本政治学講座教授・日米関係プログラム所長であるスーザン・J・ファー氏は、40年にわたり、国際交流基金とともにこの「日本専門家」コミュニティを支えてくださっています。したがって、ファー氏が平成28(2016)年度の国際交流基金賞の受賞者に選ばれたのは、至極当然なことであり、今回、2016年10月21日に東京で行なわれたファー氏の記念講演「日米関係の謎―50年を振り返って―」について本稿を執筆できることを大変光栄に思っております。

2017.9.27

伝統について考えている人間は独りぼっちではない
「伝統のチカラ、芸能のカタチ」
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)インタビュー

2016年度よりスタートした「伝統のチカラ、芸能のカタチ」事業。東南アジアと日本の伝統のチカラを再発見し、現代の芸能のカタチを考えるプロジェクトは、インドネシア伝統芸能の研究者、演劇制作者、画家、雑誌編集者など、フシギな(?)メンバーが集い、賑やかにキックオフされました。その中において、近年活躍著しいのが、日本の伝統芸能の研究者であり、歴史的文脈を踏まえつつ現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体「木ノ下歌舞伎」を主宰する木ノ下裕一さんです。2016年度にはインドネシアでのフィールドワークやそれに向けた勉強会、作家・詩人の池澤夏樹氏との対談イベントなど、多彩なアプローチから事業命題の探究を行ってきました。その木ノ下さんが昨年度の経験を通じて得た「気付き」について振り返り、今年度の展望を語ります。

2017.9.27

[座談会] 私の“日本語パートナーズ”
~アジアでの体験を活かしたキャリア設計~
モデレーター:白河桃子

半年から10ヶ月にわたってアジアに赴任し、各地の中学・高校で、日本語教師のアシスタントとして授業のサポートを行い、地域の人たちに日本の魅力を伝えるプログラム“日本語パートナーズ”。2014年度から始まった同事業は現在12カ国・地域にまで広がり、毎年数多くの日本人が新たな人、土地との出会いを体験しています。
その体験者の声をじかに聞く機会として企画されたのが、7月27日に清澄白河リトル・トーキョーで開催された“日本語パートナーズ”公開座談会。
「婚活」を広めたジャーナリストの白河桃子さんがモデレーターを務め、“日本語パートナーズ”タイ1期としてタイに派遣された高橋美都子さん、インドネシアに派遣された中村允也さん、長屋七恵さんがそれぞれ個性豊かな体験をお話になりました。

2017.6.30

私が日本語を勉強する理由 -ケヴィン・レイノルズ-

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)と日本国際教育支援協会は、日本語を母語としない人ひとたちの日本語能力を測定し認定する、日本語能力試験(以下、JLPT)を実施しています。
JLPTのN2を2016年12月に取得した、カナダ人フィギュアスケーターのケヴィン・レイノルズさん。2017年4月に来日した際に、ケヴィンさんがどんなふうに日本と出会い、日本語を勉強するようになったのか、その理由を聞きました。

2017.6.15

地域と世界をつなぐ国際文化活動の力  渡辺 靖
~国際交流基金地球市民賞 受賞団体100記念に寄せて

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、1985年に国際交流基金地球市民賞を創設し、全国各地で国際文化交流活動を通じて、日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深め、互いの知恵やアイディア、情報を交換し、ともに考える団体を応援しています。昨年2016年度には、地球市民賞の受賞団体が記念すべき100団体に達しました。
そこで、日本各地で国際文化活動を行い、地域振興に貢献している団体に詳しい慶應義塾大学SFCの渡辺靖教授に、地域における国際文化交流の意義と今後の展望、国際交流基金地球市民賞の果たす役割についてご寄稿頂きました。

Twitter - @Japanfoundation