Feature Story ―今日も世界のどこかで

毎回、特集を組んでお届けするウェブマガジン「をちこち」。
今日も誰かが、世界と日本の橋渡しをしています。各地で活動するアーティストや作家、研究者から現地直輸入のエピソードを紹介。街角の様子から仕事で出会った人たちの横顔まで、さまざまなストーリーをお届けします。関連記事もあわせてお楽しみください。

2024.3.15New

第50回(2023年度)国際交流基金賞
 ~越境する文化~<4>
ペルー日系人協会 受賞記念講演

【特集080】ペルー日系人協会は1917年の創設以来、日系人の相互扶助に努めるとともに、ペルー社会への定着を促進してきました。日ペルー国交樹立から今年で150周年、移住開始から124年、その中にあってペルー日系人コミュニティを長年支えてきたペルー日系人協会(APJ)のフアン・カルロス・ナカソネ・オオシロ氏に、ペルーへの日本人移民の歴史、またペルー日系人協会の貢献、そしてペルー日系人協会の歴史について講演いただきました。

2023.8.10

世界の映画館 <2>
フリーライター・編集者 岡﨑 優子さん寄稿
「映画の愉しみ方」(前編)

【特集079】日本では静かに最後まで鑑賞するのが映画館のマナー。でも、ほかの国の映画館では、それは当たり前ではないかもしれません。映画は世界中で愛されているエンターテイメントですが、人々はいったいどんな映画館で、どんなふうに映画を楽しんでいるのでしょうか?世界各地の映画カルチャーをご紹介します。

2023.8.10

世界の映画館 <3>
フリーライター・編集者 岡﨑 優子さん寄稿
「映画の愉しみ方」(後編)

【特集079】日本では静かに最後まで鑑賞するのが映画館のマナー。でも、ほかの国の映画館では、それは当たり前ではないかもしれません。映画は世界中で愛されているエンターテイメントですが、人々はいったいどんな映画館で、どんなふうに映画を楽しんでいるのでしょうか?世界各地の映画カルチャーをご紹介します。

2023.3.22

第49回(2022年度)国際交流基金賞
~差異を超える橋をかける~<4>
グナワン・モハマド氏 受賞記念講演

【特集078】グナワン・モハマド氏は、長くインドネシアの民主化運動の指導的役割を果たしてきた、同国を代表する知識人の一人です。報道週刊誌テンポ(Tempo)を発行し、権力におもねらない気骨あるジャーナリストとして活躍。一線を退いた後もエッセイ、詩、戯曲、小説などの文筆活動を続けています。表現の自由、宗教と文化、民族のアイデンティティなどを深く洞察する彼の言葉に、世界が耳を傾けてきました。 日本との関係においては、1997年に、国際交流基金・国際文化会館共催のアジア・リーダーシップフェローとして来日、その後もたびたび日本の学会や研究会に招かれて、知的交流を深めてきました。 世界の人口の半数を擁するアジアでは現在、経済発展とグローバル化が目覚ましい一方、同時に格差の拡大や民主主義の後退といった負の面に対する指摘もあります。受賞記念講演会でグナワン氏が語った、現代のアジアにおける「文化」と「差異」をめぐる言説についての考えをご紹介します。

2022.7.25

日本語で、ともに生きる <3>
明治大学国際日本学部教授 山脇啓造さん、山脇ゼミの皆さん 寄稿
「やさしい日本語と多文化共生」

【特集077】近年、テレビなどで「高いところに逃げてください」といった簡単な言葉で避難を促す様子を目にすることが増えてきました。日本語が母語の人にも、そうでない人にもわかりやすい日本語として注目されている「やさしい日本語」は、多文化共生への取り組みにおいても重要な役割を果たしています。「やさしい日本語」がもつ可能性と課題とは?

2022.3.25

内なる多様性 <2>
アーティスト コムアイ(KOM_I)さんインタビュー
「まれびととして」

【特集076】ジャンルを超えた創作活動にとどまらず、世界の音楽や民俗芸能を学んだり、日本国内に暮らす移民の方々と交流したりとさまざまな分野・コミュニティーで活動しているアーティスト・コムアイ(KOM_I)さん。彼女のなかにある多様性とは、他者と関わるうえで大切にしていることは何かを伺いました。

2022.1.24

コロナ禍の世界を文化でつなぐ 第48回(2021年度)国際交流基金賞<4>
ハノイ国家大学外国語大学日本言語文化学部/ハノイ貿易大学日本語学部/ハノイ大学日本語学部 学部長インタビュー
「日本とベトナムをつなぐ日本語人材育成の現場から」

【特集075】近年、日本語を学ぶ人が急増しているベトナム。国際交流基金の2018年度日本語教育機関調査によると、学習者数は世界第6位であり、2015年度調査からの増加は2.7倍と、世界一の増加数を記録し、日本語能力試験(JLPT)の受験者数も、1996年の319人から、2018年には69,843人となり、約219倍の急拡大を遂げています。特集「コロナ禍の世界を文化でつなぐ 第48回(2021年度)国際交流基金賞」第4回は、ベトナムで日本語と日本語教育の普及・発展に尽力し、同国初の全国組織「ベトナム日本語・日本語教育学会」も立ち上げられたベトナム・ハノイの3大学の学部長に、躍進する日本語教育の現状について伺いました。

2021.12.23

コロナ禍の世界を文化でつなぐ 第48回(2021年度)国際交流基金賞 <3>
笙奏者 宮田 まゆみさんインタビュー
「時空を超えて響き続ける笙の音色を求めて」

【特集075】「コロナ禍の世界を文化でつなぐ 第48回(2021年度)国際交流基金賞」の受賞記念インタビュー第2回は、笙奏者・宮田まゆみさんです。日本で1200年以上の伝統を持つ雅楽に用いられる笙ですが、元は中国から奈良時代に渡来してきた楽器とされています。いかに笙や雅楽は日本で発展を遂げ、現在、さらに海外の音楽家やジャンルを超えたコラボレーションを生んでいるのか。第一人者として、笙の可能性を広げてきた宮田さんに伺いました。

2020.12.18

「新型コロナウイルス下での越境・交流・創造」インタビュー・寄稿シリーズ<8>
アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授 スプツニ子!さん

【特集073】「新型コロナウイルス下での越境・交流・創造」インタビュー・寄稿シリーズ第8回は、テクノロジーを駆使したアート作品を通じてジェンダーや生命倫理の常識を問い直すアーティストのスプツニ子!さん。コロナ下で、コミュニケーションやインターネット、アートの未来をどのように見つめているのでしょうか?

2020.10.30

「新型コロナウイルス下での越境・交流・創造」インタビュー・寄稿シリーズ<4>
映画監督 行定 勲さん

【特集073】「新型コロナウイルス下での越境・交流・創造」インタビュー・寄稿シリーズ第4回は、新作『劇場』のミニシアターと配信での同時公開や、オンライン会議システムZoomを利用してリモートで制作する等した短編映画3部作『A day in the home Series』をネットで無料配信して大きな話題を呼んだ、映画監督の行定勲さん。故郷の熊本でディレクターを務める「くまもと復興映画祭2020」もゲストを招いて通常通り開催する等、さまざまな方法で映画を届けようとする思いに迫りました。