日本語で、ともに生きる <3>
明治大学国際日本学部教授 山脇啓造さん、山脇ゼミの皆さん 寄稿
「やさしい日本語と多文化共生」

2022.7.25
【特集077】

特集「日本語で、ともに生きる」(特集概要はこちら
近年、テレビなどで「高いところに逃げてください」といった簡単な言葉で避難を促す様子を目にすることが増えてきました。日本語が母語の人にも、そうでない人にもわかりやすい日本語として注目されている「やさしい日本語」は、多文化共生への取り組みにおいても重要な役割を果たしています。「やさしい日本語」がもつ可能性と課題とは?

「やさしい日本語と多文化共生」

山脇啓造
2022年5月寄稿

yamawaki_01.jpg 山脇ゼミが制作協力した「やさしい日本語」をテーマとするラップビデオ『やさしい せかい』より(提供:やさしい日本語ツーリズム研究会・吉開章代表)

私は1989年に明治学院大学で研究者としての歩みを始めました。1990年代後半から自治体やNPO主催のセミナーなどで外国人労働者問題をテーマに講演するようになり、2000年から自治体の多文化共生の取り組みに具体的に関わるようになりました。最初に関わったのは立川市で、「国際交流協会」の設立に関して多文化共生のコンセプトをどう位置付けるか相談を受けました*1。また、明治大学が浜松市で開いた外国人の子どもの教育に関する公開講座で講演したことをきっかけに、浜松市の「世界都市化ビジョン」策定にも関わるようになりました*2。2000年頃というのは、ちょうど地域の活動が「国際交流から多文化共生へ」シフトしている時期でした。

そうした中で、私は多文化共生への関心を高め、2002年11月には多文化共生社会基本法の制定を提言する原稿を全国紙に投稿しました。2004年12月からインターネットで「多文化共生のすすめ」と題したブログを開設し、そこから現在にいたるインターネットでの発信が始まりました*3。さっそく、阪神・淡路大震災から10周年となる2005年1月に「災害と多文化共生:多言語と日本語」と題したコラムを書きました*4。その中で、同大震災や新潟県中越地震での多言語による外国人支援に触れるとともに、やさしい日本語の取り組みも紹介しました。弘前大学の社会言語学研究室が、阪神大震災の経験をもとに、外国人を情報弱者にしないために、やさしい日本語の研究を進めてきたことや、やさしい日本語を「ユニバーサル・ジャパニーズ(万人向け日本語)」と呼び、やさしい日本語を緊急時のみならず、日常生活でも用いることが多文化共生の推進に必要だと訴える新聞記事を紹介しました。私はコラムの最後に、「情報の多言語化とやさしい日本語の使用は、どちらも多文化共生にとって重要で、二者択一の選択肢ではあるまい」と締めくくりました。たぶん、この時が、やさしい日本語が多文化共生にとって重要テーマであることを意識した最初だったと思います。

ただ、私は言語学や日本語教育を専門としているわけではなく、やさしい日本語の研究や実践に関わることは特にありませんでした。また、2006年12月に政府が策定した「生活者としての外国人」に関する総合的対応策の中に「行政・生活情報の多言語化」が含まれ、やさしい日本語の普及に努めることがうたわれたものの、その後、政府によるやさしい日本語に関する具体的な取り組みは特にありませんでした。

やさしい日本語×山脇ゼミ@明大

そんな私とやさしい日本語の距離が一気に縮まったのは2017年のことで、「やさしい日本語ツーリズム研究会」の吉開章代表との共通の知人を通じた出会いがきっかけでした。さっそく明治大学のゼミや授業で吉開氏にお話しいただきました。そして、私のゼミでは、2018年度からやさしい日本語が中心テーマの一つになりました*5。2018年度は、東京都中野区の商店街と協力して、留学生の商店街ツアーを企画し、商店街の皆さんに実際にやさしい日本語を使って留学生とコミュニケーションをとってもらいました。ゼミ生たちは、やさしい日本語を普及するために、バッジやシール、そしてやさしい日本語を紹介する短い動画も作り、YouTubeで公開しました*6

山脇ゼミは2019年度も商店街とのコラボを続けるとともに、中野に本社のある丸井の社員の皆さん向けにやさしい日本語のワークショップも開きました。そして、コロナ禍が広がった2020年度、思い切って、オンラインの活動に舵を切りました。前年度に中野区と連携して作り始めた国民健康保険についてやさしい日本語で説明する動画を完成させる*7とともに、やさしい日本語を使った外国人のための新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口や資金援助に関する動画を作りました*8。また、2020年は、出入国在留管理庁と文化庁が「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を策定し、全国の自治体や省庁など行政関係者にやさしい日本語を活用した外国人住民への情報発信を呼びかけた年でもありました*9。私はガイドラインを策定する有識者会議の座長を務めました。山脇ゼミではさっそくガイドラインを解説する2本の動画を制作しました*10。そしてこの動画制作がご縁で、山脇ゼミは豊島区の職員研修の一環としてやさしい日本語ワークショップを対面で実施しました*11

yamawaki_02.jpg 豊島区職員を対象としたワークショップ(2020年12月)

実は、2020年度の山脇ゼミは、やさしい日本語を使って中野区の日本人住民と外国人住民が対面で交流する一大イベント「やさしい日本語市場(やさいち)」を企画していました。具体的には、中野区にある複数のレストランに出店してもらい、そこで参加者とお店の人がやさしい日本語でコミュニケーションをとったり、やさしい日本語で交流するカフェを開いたり、いろいろな国の人たちがパフォーマンスするステージを設けたりという企画でした。前年度に実施した国際交流運動会に続いて、中野区の助成金をいただいていましたが、コロナ禍で対面イベントはできなくなり、オンライン中心のイベントに変更しました*12

2021年度もコロナ禍は続きましたが、この年の山脇ゼミは子ども向け多文化共生ワークショップに力を入れました*13。実は、前年度もオンラインで全国そして世界の小学校高学年向けのワークショップを2回実施し、特に1回目は新たな学びのスタイルとして高く評価され、『日本経済新聞』や『朝日小学生新聞』でも紹介されました*14。2021年度は、小学校中学年や中学生、高校生と対象を広げ、多文化共生ワークショップを各地で、時にオンラインで実施しました。その中で、横浜市立相沢小学校6年生と世田谷区立八幡中学校2年生を対象にやさしい日本語をテーマにしたワークショップも実施しました*15

yamawaki_03.jpg 横浜市立相沢小学校でのワークショップ(2022年1月)

また、ワークショップは子どもだけでなく、自治体職員向けにも行いました。2020年度に実施した豊島区でのワークショップが好評で、2021年度も同区で2回目となるワークショップを実施しました。1回目は書き言葉中心でしたが、2回目は話し言葉中心の内容で行いました。また、山脇ゼミの地元である中野区でも、同様に2回のワークショップを実施したところ好評で、2022年度も2回のワークショップの開催が予定されています*16

ラップで伝えるやさしい日本語

こうして、「多文化共生のまちづくり」を目指して活動する山脇ゼミにとって、やさしい日本語は中心テーマの一つとなりましたが、2021年度は山脇ゼミにとって過去最大のプロジェクトを実施した年でした。それは、やさしい日本語をテーマにラップで歌うミュージック・ビデオ制作への協力でした。制作するのは「やさしい日本語ツーリズム研究会」で、プロの映画監督やラッパーも参加する本格的なミュージック・ビデオ制作でした。このプロジェクトへの参加を吉開氏がゼミ生に呼びかけたのは5月下旬で、3人の男子学生が参加を表明しました。6月上旬に、山脇ゼミが交流するイーストウエスト日本語学校の留学生にオンラインで集まってもらい、3人の学生が日本語学習の面白さや難しさについてインタビューを行いました。このインタビューをもとに、学生たちはラップの歌詞を考えました。そして、8月にイーストウエスト日本語学校の教室をお借りし、9人の学生と10人近いスタッフが集まり、歌の収録を一日がかりで行いました。

yamawaki_04.jpg ラップのレコーディングに臨む学生たち(2021年8月)

9月には明治大学中野キャンパスにキャスト16人と10人近いスタッフが集まり、やはり一日がかりで、ビデオの撮影を行いました。大変な作業でしたが、ラップを歌い、出演した学生たちはプロの制作スタッフに囲まれ、充実感を得たようでした。この時期は、コロナ禍の第5波が来て、感染者が急増し、実際に感染したゼミ生も出て、対面での活動が非常に難しい時期でしたが、感染対策に細心の注意を払い、ビデオは完成しました。

この曲『やさしい せかい』の歌詞の一番は、日本語学習者にとっての日本語の難しさややさしい日本語の基本スキルである「ハサミの法則(はっきりと、最後まで、短く言う)」を紹介しています。二番は、外国人住民が日本社会で感じる「壁」に触れ、日本語母語話者に対して相手に配慮したやさしい気持ちで話すことを呼びかけています。今回の歌詞は、ゼミ生たちが原案をつくり、それを吉開氏やプロのラッパーが仕上げたものですが、やさしい日本語と多文化共生の関係をわかりやすく表現したものになっています。


このビデオは2021年9月末にYouTubeで公開された直後から、国内の日本語教育や多文化共生関係者の注目を集め、公開6日目で再生回数1万回を超えました。ビデオにはすぐ多言語の字幕がつけられ、国際的な都市ネットワークであるインターカルチュラル・シティの欧州やカナダの関係者からも評価され、11月にはやさしい言語を推進する団体の世界的なネットワークである「PLAIN」のSNSでも紹介されました。また、このビデオの後援団体となった国際交流基金(JF)では、『やさしい せかい』公開後の10月から2022年1月まで、世界中の日本語学習者を対象に同曲の替え歌動画を募集したところ、ベトナムやフィリピン、タイ、アメリカ、ブラジル、ポーランド、オーストラリアなど世界各地から23作品の応募がありました。これらの応募作品の中からゼミ生が優秀な7作品を選出し、オンラインで各国の制作者との交流会を行いました。3月には、優秀作品をつなぎあわせたグローバル・ミックス版動画も作成されました。こうして、ゼミ生にとって『やさしい せかい』の制作をきっかけに世界とつながった経験となりました。なお、ビデオは2022年5月末に再生回数が4万回を超えました。

やさしい日本語のこれから

2005年にブログでやさしい日本語を取り上げて、「情報の多言語化とやさしい日本語の使用は、どちらも多文化共生にとって重要で、二者択一の選択肢ではあるまい」と締めくくってから、17年がちました。2019年6月に外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議が決定した「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策の充実について」に多言語化の一環としてやさしい日本語の活用が含まれ、前述のように2020年8月に「やさしい日本語のガイドライン」が策定されました。

こうして、ようやく国のイニシアチブで情報の多言語化とやさしい日本語の活用が進もうとしていますが、多言語とやさしい日本語を二者択一としないで、両者のバランスをとるのは、多文化共生社会にとって永遠のテーマかもしれません。日本に暮らす外国人の出身国の数は現在200近い状況です*17。日本の自治体では、1990年代以降、英語、中国語、韓国語やポルトガル語、スペイン語への対応が進み、2018年12月の「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」策定以来、11言語に拡大され、現在、14言語対応が標準とされています。ここから、さらに多言語化を進めると膨大な費用と労力がかかることは言うまでもありません。一方、外国人住民の中には、初歩的な日本語でもわからない人が一定数いますし、やさしい日本語を理解する人にとっても、命にかかわる医療分野や裁判など司法分野では通訳が欠かせません。つまり、行政にとって、多言語化とやさしい日本語のどちらか一方だけに偏ることはできません。

横浜市や東京都港区、静岡県などの自治体では、やさしい日本語のガイドラインに加えて、多言語化のガイドラインも策定し、その中にやさしい日本語を位置づけています*18。入管庁と文化庁がやさしい日本語のガイドラインを策定したのは2020年8月でしたが、政府の多言語化の司令塔でもある入管庁は多言語化のガイドラインも策定し、その中にやさしい日本語を位置づけることが望ましいでしょう。また、どの情報は国が多言語化し、どの情報は自治体が多言語化するのか、役割分担を示すことも重要です。

実は、多言語とやさしい日本語のバランスに加え、もう一つ大きな課題があります。それは、やさしい日本語の普及と日本語教育の体制整備のバランスです。外国では、国による体系的な言語学習プログラムが実施されているところが少なくありません。例えば、ドイツでは、2005年に内務省に連邦移住難民庁が設置され、移民がドイツ語やドイツの法秩序・文化・歴史を学ぶ統合コースを運営しています。また、韓国では、2007年に法務省の出入国管理局を出入国・外国人政策本部に改編し、外国人住民が韓国語や経済、社会、法律などの基本素養を習得する社会統合プログラムを実施しています。こうした国のプログラムは、日本にはまだありません。そうした中で、やさしい日本語の普及に力を入れていると、日本政府は外国人住民には簡単な日本語を覚えてもらえれば十分だと考えていると誤解されるかもしれません。政府は、現在、共生社会づくりの中長期計画(ロードマップ)を準備していますが、まさに中長期的な観点に立ち、やさしい日本語の普及に取り組む必要があるといえるでしょう。

政府は行政関係者にやさしい日本語を広めることに力を入れていますが、やさしい日本語は行政だけでなく、企業や病院、学校など、幅広い分野で活用できるコミュニケーション手段といえます*19。例えば、フリマアプリを運営するメルカリでは、社内のインクルーシブなコミュニケーションを推進するために、2018年以来、やさしい日本語とやさしい英語の活用に取り組んでいます*20。また、医療現場でのやさしい日本語の活用をめざした教材作成や研修会の取り組みも進んでいます*21。大阪市港区長が小学校の校長を務めた際に学校文書をやさしい日本語で書いたことをツイートし、多くの反響を呼んだこともあります*22。一方、観光分野では、福岡県柳川市の取り組みが知られていますし*23、インバウンド観光のメディアを運営するMATCHAのサイトは、やさしい日本語を含めた10言語対応となっています*24。さらに、やさしい日本語は、ろう者など障がいのある人とのコミュニケーションにも有効です*25

そして、やさしい日本語の「優しい」側面に注目すれば、すなわち、日本語母語話者が非母語話者に配慮して、コミュニケーションをとろうとすることは、地域における多文化共生の意識づくりにも貢献するでしょう。2018年度に始まった、大阪市生野区のやさしい日本語を通して地域のつながりを作っていく取り組みや東京都港区の地域住民に「やさ日マインド」を広めていく取り組みは、そうした観点からも注目すべきと言えます*26。山脇ゼミも同様な観点に立って、前述のように中野区を中心に取り組んできました。『やさしい せかい』がラップで表現したやさしい日本語や多文化共生のメッセージが、日本社会に浸透し、世界に届くことを期待しています。


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山脇 啓造(やまわき けいぞう)明治大学国際日本学部教授(移民政策・多文化共生論)。東京都多文化共生推進委員会委員長。総務省、外務省、法務省など国や地方自治体の多文化共生関連委員を歴任。主著に『多様性×まちづくり インターカルチュラル・シティ 欧州・日本・韓国・豪州の実践から』(共編著、明石書店、2022年)、『自治体職員のためのインターカルチュラル・シティ入門』(共著、欧州評議会、2021年)、『新 多文化共生の学校づくり―横浜市の挑戦』(共編、明石書店、2019年)等。「多文化共生のまちづくり」をテーマに掲げる明治大学のゼミでは、行政や企業、学校等と連携しながら、学生たちと一緒に地域実践に取り組んでいる。

ゼミ生たちの声

山脇ゼミで「やさしい日本語」の普及活動に取り組んできた学生の皆さんの声をご紹介します。(順不同)

「やさしい日本語と自治体」

明治大学国際日本学部 山脇ゼミ4年 松村 有理惠(まつむら ゆりえ)

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山脇ゼミは、中野区と豊島区の職員の方々を対象に、2020年度と2021年度に計4回の研修を担当させていただきました。多様な背景を持つ住民への区役所の窓口対応は、コロナ禍でますます大きな課題となっており、やさしい日本語の需要が高まることを実感しました。どの回でも、実際の外国人対応の場面をイメージした例題にグループで取り組みました。自治体職員の方々とともに、場面に適したより良いやさしい日本語の表現を模索することで、学びの濃い研修会になったと思います。

また、やさしい日本語を使う際には、「易しく」言い換えるテクニックだけでなく、相手に寄り添おうとする「優しい」気持ちが大切であることを伝えました。これらの研修会が、より多くの行政関係者にやさしい日本語が広まるきっかけとなり、優しさや思いやりに溢れた社会の実現へとつながっていけばうれしいです。

yamawaki_07.jpg 中野区職員に向けたやさしい日本語研修

「やさしい日本語と小学生」

明治大学国際日本学部 山脇ゼミ4年 土橋 成実(どばし なるみ)

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山脇ゼミは、横浜市立相沢小学校の6年生に向け、2022年1月にやさしい日本語ワークショップを開催しました。ワークシートと「やさしい日本語カルタ」を用い、頭と体で学べるコンテンツに仕上げました。

ワークシートでは、難しい文章をやさしい日本語に書き換え、ゆっくり、はっきりと読み上げました。「易しい」日本語の作り方と、実際に話すときの「優しい」気持ちをどちらも伝えることができました。

やさしい日本語カルタでは、読み札を難しい日本語、取り札をやさしい日本語にしたカルタを行いました。熟語や二重否定の文章を即座に理解する難しさを実際に体感してもらうことで、やさしい日本語の意義を伝えることができました。
最後には、山脇ゼミが「やさしい日本語ツーリズム研究会」とコラボして作成した「やさしい日本語ラップ」を合唱し、終始楽しく進められたように思います。

やさしい日本語は、今後ますます重要になります。このような楽しく学べるコンテンツを通して、子どもが主体的に学ぶことはもちろん、親の世代にまで、「楽しかった」と学びを発信してくれることを願います。

yamawaki_09.jpg やさしい日本語カルタに挑戦する子どもたち

「やさしい日本語とラップ」

明治大学国際日本学部 山脇ゼミ4年 盛永 樹(もりなが いつき)

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多文化共生×ラップ。想像もつかなかった画期的なプロジェクトに私は参加しました。やさしい日本語ラップは、外国人や障がいのある方のリアルな声をラップにして表現します。やさしい日本語とやさしい気持ちのある世界づくりを目指した曲です。

作品はYouTubeで 4万回再生を突破し、大きな反響を呼んでいます。2022年1月には、国際交流基金が主催したやさしい日本語ラップの替え歌コンテストも開催されました。曲が全世界で歌われ、受賞者との交流会の場もあったことで、全世界での多文化共生社会実現への前進を感じました。

私自身、作詞のためのインタビューを通じて、外国人の方の素直な気持ちを聞けたこと、曲の録音や撮影でさまざまなバックグラウンドを持つ方と協働できたことは、多文化共生を実際に肌で感じることに繋がりました。多文化共生を広める中で、実際に外国人や障がいのある方と一緒に活動することはとても貴重な経験になりました。

yamawaki_11.jpg やさしい日本語ラップ『やさしい せかい』の収録風景

無記名の写真はすべて明治大学山脇ゼミ提供

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