クアラルンプール:日馬友好年(国交樹立50周年)を振り返る

クアラルンプール日本文化センター

topic_0802_kualalumpur.jpg2007年はマレーシアが独立50周年を迎えた大きな節目の年であり、同時に日本との国交50周年を祝う年でもありました。クアラルンプール日本センターでは、その友好年を記念し、様々な事業を開催しました。

記念すべき友好年は、1月に国立劇場で行われた、炎太鼓と東京打撃団の和太鼓コンサートで幕を開けました。2日間に渡って行われたこのコンサートは、計4,000名以上もの観客を動員し、幕開けにふさわしいイベントとなりました。

その後、オペラシアターこんにゃく座「ピノッキオ」公演、パパタラフマラ「三人姉妹」公演、Japan Contemporary Dance Network「踊りに行くぜ」公演、珍しいきのこ舞踊団「3mmくらいずれた部屋」公演、英語落語公演やマレーシアフルートフェスティバルなどの公演事業や、ギャラリー・ペトロナスでの田中真聡氏「時紡」キネティックアート展、「スピリトを写す」現代写真展、第11回アジア漫画展(5都市巡回)などの展示事業、そして日本映画祭と、バラエティに富んだ事業が多数開催されました。例年開催されている日本語弁論大会においても、これまでは参加が認められていなかった日本滞在経験90日以上の学習者のためのカテゴリーも設けられ、その出場者の流暢なスピーチは、現在日本語学習中のコンテスト出場者や来場者にとっても大きな励みとなるような素晴らしいものでした。

また、劇団態変とともに過去3年間に渡りワークショップを重ねてきた身体障害者演劇プロジェクトも金満里氏とマレーシアのパフォーマー9名とによる「記憶の森」公演を成功裏に終了することが出来ました。

締めくくりは、11月のJapanese Music Month。 沖縄舞踊公演、塩谷哲グループジャズコンサート、そして沢井箏曲院による公演と3つの事業が行われ、それぞれ好評を博し、大反響のうちに日馬友好年は幕を閉じました。

このように、限られた予算の中でこれだけ多数の事業を1年の間に開催することが出来たのは、たくさんの団体や個人の方々のご支援ご協力があったからこそです。ここに改めて御礼申し上げます。

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