雑誌『をちこち(遠近)』
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北京:環境―身近なことからはじめてみよう。一人ひとりの意識改革―

北京日本文化センター

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「緑色家電」(エコ家電)、「生態旅遊」(エコツアー)など中国でも環境意識の高まりとともに、環境保護に関わる新しい言葉を目にすることが増えています。北京日本文化センターでは、2009年12月から2010年1月まで土曜日の午後、3回シリーズで環境に関する講演会を開催し、主に日本での取り組みを紹介しました。

1回目は、「日中韓が一緒に学ぶ環境~環境教育への取り組み事例紹介~」と題し、諏訪哲郎氏(学習院大学文学部教授、日中韓環境教育協力会代表)が講演を行ないました。日中韓の環境教育への取り組み比較、近年注目されている参加型循環教育の実践事例紹介など、当日聴衆がプログラムを実際に体験できる参加体験型の講演会となり、好評を得ました。

2回目は、環境省のご出身で、現在、東京財団 政策研究部研究員でいらっしゃる染野憲治氏をお招きし、「地球温暖化防止に向けて企業との連携―チーム・マイナス6%の取り組み―」というテーマで、「クールビズ」など環境省が主導して進めてきた温暖化防止のための社会的ムーブメントついてお話しいただきました。この回には、カリスマ・エコDJのやまだひさしさんが、特別ゲストとして参加し、環境問題も、エコ・コンサートなどを通し、楽しみながら実践することが大事であるという持論を展開されました。やまださんが日頃持ち歩いている手作りの太陽電池付きバックには、多くの人が興味を示していました。

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最終回は、日本最初の自然学校の設立者である広瀬敏通氏(ホールアース自然学校)による「地域を元気にする拠点の自然学校とエコツーリズム」に関する講演でした。自然学校運営の理念やエコツーリズムとは何かについて、文明論的な視点も交えながら、詳細に説明いただき、参加した中国の環境NGO関係者からもたいへんに参考になったとの声が寄せられました。

なお、今回の講演会シリーズでは、新しい試みとして、各回の聴衆の中から希望者に対し、北京日本文化センターの日本語教育専門家が、講演内容に関わる日本語の事前レッスン「プラス・クラス」を行ないました。すでに一定の日本語力を持っている方々が、環境問題に関する講演を聞くことを通じ、さらに専門的な語学能力のアップに繋がることが期待されます。

北京日本文化センターでは、今後も、日本と中国が共通して抱える問題について共に考えることで、相互理解を深めていくことができるようなさまざまな活動を展開していきたいと考えています。

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