雑誌『をちこち(遠近)』
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カイロ:日本理解促進を目指して

カイロ日本文化センター

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カイロ日本文化センターでは、中東地域において日本に対する理解を促進するために、日本関係書籍のアラビア語への翻訳・出版に取り組んでいます。中東地域では、「日本はなぜ戦後短期間に経済発展を成し遂げられたのか。」「発展の秘訣は何なのか。」という、日本の社会・経済発展の秘訣について知りたいという声をよく聞きます。このニーズに応えるため、3年の歳月を掛け、選書や翻訳を行なってきました。その成果として、2008年11月、『明治-変革を導いた人間力』と『途上国ニッポンの歩み』の2冊を出版しました。『明治-変革を導いた人間力』は、NHKスペシャルで放映されたシリーズを書籍化したもので、明治時代の近代化・社会変革を成し遂げた人々の知恵と工夫を追いながら、「今、明治から何を学ぶか」を考える内容です。『途上国ニッポンの歩み』は政策研究大学院大学教授、大野健一先生の講義をまとめたもので、江戸時代末期から平成までの日本の経済発展の歴史を多角的な視点からわかりやすく解説しています。 

この『途上国ニッポンの歩み』アラビア語版の出版を記念し、著者の大野先生の講演を11月25日にカイロ大学政治経済学部にて行ないました。経済発展に欠かせないのは自国の基盤システムと外国のシステムの適合であり、それには政府の的確な政策が必要であること、また政府と産業の協力体制が必須であるという大野先生のお話に、学生を中心とした約100名の参加者が熱心に聞き入りました。

これら2冊の書籍が、日本の社会・経済発展に関する中東地域の人々の関心に応え、日本をより深く知ってもらうためのきっかけになることを願っています。

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