雑誌『をちこち(遠近)』
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ローマ:多彩な展覧会と人気の高い映画上映

ローマ日本文化会館

ローマと言えばコロッセオなどの古代遺跡が有名ですが、現代美術の展覧会も盛んに行なわれています。そんな中で、当館では日本の美術を幅広く紹介するため、さまざまな展覧会を行なっています。

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昨年から今年にかけて行なわれたおもなものに、大野初子作品による「ふりかえる人形展」、富山の伝統工芸と現代ガラス作品を紹介する「北陸の工芸・現代ガラス工芸展」、江戸から東京への変遷を浮世絵と写真でたどった「東京・江戸展」、墨を用いた独自の手法で知られる現代画家「篠田桃紅展」があります。北陸展や東京展は地方自治体と、また篠田桃紅展は当地の伊日財団と協力して開催しました。他にも、源氏物語絵巻講演会に際してデジタル技術による絵巻の複製を展示するなど、新しい試みも行なっています。

3月28日からは凧の展覧会を開催しています。凧作りを続けて30年以上になる梅谷利治氏と染色芸術家アンナ・オネスティ氏の共同展で、日伊両国の芸術家の作品が見事に調和し、独特の空間を生み出しています。

一方、当館では今年1月から3月にかけて、川喜多かしこ生誕100周年を記念する映画上映会を実施し、計21作品を上映しました。

会館の映画上映はファンの間で非常に関心が高く、中でも今回の特集はテレビ、新聞、ラジオで多く取り上げられました。また、上映に併せて、ヴェネツィア国際映画祭ディレクターのマルコ・ミュラー氏の講演会を企画しました。氏は日本映画の普及、紹介に貢献した功績を認められ、平成20年度国際交流基金賞を受賞しています。

映画は日本とイタリアの間の文化交流の有力な手段となっています。昨年のアニメ上映会も好評でした。会館としては、若者たちに人気の高いアニメ作品も含めて、今後とも映画事業に力を入れてゆく方針です。

ローマ日本文化会館http://www.jfroma.it/index.php

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