ブダペスト:「WA-現代日本のデザインと調和の精神」展

ブダペスト日本文化センター

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前号でも書きましたが、ハンガリーにとって今年はドナウ交流年の年です。
4月8日から5月末まで、ブダペストにある国立工芸美術館において、基金と美術館の共催にて「WA-現代日本のデザインと調和の精神」展を開催しました。
この展覧会は、ハンガリーにおけるドナウ交流年の主要事業の1つで、文房具から携帯電話、バイクまで、日本の優れたデザインを代表する工業製品161点が展示されました。

ハンガリー人は、元来親日的で日本に大きな興味を寄せる民族ですが、彼らの日本に対するイメージは、武道、茶道、着物などに代表される伝統的な面と、自動車、家電製品、ゲームソフトなどに代表される現代的な面を分けて持っているようです。
今回のデザイン展は、日本の伝統的な技術や美しさが、便利さを追求した現代のテクノロジーの中に取り入れられている様を見せることによって、ハンガリーの人々に、我々の日常生活の中で伝統と現代が巧みに調和していることを理解してもらうことができ、すばらしい企画でありました。

また、ドナウ交流年に関係した4カ国を歴訪された秋篠宮ご夫妻も、5月16日にこの展覧会にお越し下さり、大変熱心にご覧下さいました。お陰でハンガリー国営テレビの朝のニュースで全国に放映され、大変な宣伝にもなりました。

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