雑誌『をちこち(遠近)』
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メキシコ:遠くメキシコに渡った日本人たち -日系ディアスポラをめぐる知的交流

メキシコ日本文化センター
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2009年から2010年にかけて「日本メキシコ交流400周年」を機とした各種の行事が多数開催される中、エル・コレヒオ・デ・メヒコ(メキシコ大学院大学)では、日系ディアスポラを再考する一連のイベント「日本メキシコ交流400周年記念国際シンポジウム 日系ディアスポラのパースペクティヴ:日本、メキシコ、アメリカ」が開催されました。

3月23日(火)と24日(水)午前は、「移民(移住)研究方法論」と題して、「日系」、「日系ディアスポラ」に関する歴史学、人類学、人口学、社会学、ジェンダー、エスニシティ、コミュニケーション、文化の各分野及び学際的な視点から方法論が考察され、さらに将来に向けての研究の展望がなされました。

24日(水)午後は、「国家と日系コミュニティー」と題して、現代日本及び北米・中南米諸国における日系人関連の政策、法制度、地域社会における諸問題についての報告・研究発表を通じて日系ディアスポラの複雑な様相を把握するとともに、問題点についての議論が展開されました。


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25日(木)には、「日系ディアスポラと映画」と題して、メキシコ、キューバの日本移民をとりあげたドキュメンタリー映画3作品が上映され、ディスカッションが行なわれたほか、 3月16日(火)から28日(日)にかけては、写真展「日系の肖像」も日墨協会文化会館で開催されました。

各国、各分野で日系移民や日系ディアスポラに関する研究や活動に取り組み、優れた成果をあげている専門家が集まって議論を交わすことができたことに加え、社会科学だけでなく、人文科学やアートをも含めた総合的で広い観点から日系ディアスポラを再考できたことは画期的といえます。


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今後、専門家のネットワークが広がり、それぞれの研究や活動がより深まることにより、日系ディアスポラ研究がさらに大きく発展していくことが期待されます。

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