雑誌『をちこち(遠近)』
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バンコク:ついに日本がテーマ国に!第8回バンコク国際図書展

バンコク日本文化センター

2010年3月26日から4月6日の期間、クイーンシリキット・ナショナルコンベンションセンターで第8回バンコク国際図書展(BKKIBF)が開催され、その一環として日本がテーマ国に選ばれました。主催団体は日本書籍出版協会(書協)、共催団体は出版文化国際交流会及び国際交流基金。


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第1回BKKIBFのテーマ国は中国、その後、韓国、アセアン諸国、英国、台湾、ドイツと続き、前回第7回はフランス及びフランス語圏諸国。こうしてアジアや欧州の主要国がすでに紹介されているなかで、日本はテーマ国になるどころか、ブース出展した出版社すら過去ひとつもないという憂慮すべき状況にありました。そのため同展を主催するタイ国出版書店協会はここ数年、日本をテーマ国とすべく日本側のカウンターパートである書協に対し、熱心に働きかけてきましたが、諸般の事情でなかなか実現しませんでした。しかし今回ようやく条件が整い、念願のテーマ国となったというわけです。日本が過去にテーマ国として参加した国際図書展は、1990年フランクフルト、2002年台北及びパリ、そして2009年ソウル。今回の図書展での日本のテーマ国指定は東南アジアで初の試みとなりました。

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さて、そのテーマ国としての活動を少し紹介しましょう。まず日本ブースで人文社会分野の図書約550冊の展示、また特設スペースで装幀コンクール受賞作品等の展示、そして関連事業として日本から来タイされた作家や出版関係者、アーティストによる講演会、ワークショップなど各種イベントを実施しました。来タイされたのは、作家の鈴木光司さん、松原秀行さん、漫画家のくまがい杏子さん、装幀家のミルキィ・イソベさん、書道家の木下真理子さんほか。

終わってみれば12日間の会期の来場者数はなんと計160万人! 反政府集会やデモによる政情不安のなかで開催されたにもかかわらず、前回の140万人を上回りました。

日本書籍出版協会によれば日本の出版物が海外で翻訳出版される点数は韓国が圧倒的に多く、ついで中国、台湾で、タイはそれらの国々に続き日本の出版物への関心が高いとか。今回の図書展が今後の日タイ間の出版交流を一層促進させていく契機になればと願っております。

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