雑誌『をちこち(遠近)』
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ブダペスト:国境を越えて広がる中東欧の日本語ネットワーク

ブダペスト日本文化センター

ブダペスト日本文化センター(JFBP)は、ジャパンファウンデーションが中東欧に持つ唯一の海外事務所として、ハンガリーのみではなく、中東欧諸国の人々を対象とした事業も実施しています。今年1月には「中東欧日本語教育研修会2010」と題して、中東欧諸国11カ国(ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、スロベニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、ブルガリア)の教師を対象とした研修会を実施し47名の参加を得ました。中東欧の日本語教師を招いたこのような合同イベントは2003年に始まり、今年で5回目となります。

この間、中東欧地域では隣接する国々による国境を越えた共同プロジェクトも見られるようになりました。ルーマニア、ブルガリアの「教材開発(2007)」、チェコ、スロバキア、ポーランドで日本研究を専攻する学生たちが一堂に会し、合宿形式で日本語や日本文化を学び合う「三カ国参加日本語キャンプ(2009)」、スロベニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ギリシャ6カ国の日本語教育関係者が、地域のネットワークを生かした日本語・日本研究活性化への道を議論する「南東欧・西バルカン国際会議(2009)」などはその一例です。

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また、この時期は、部分的ではありますが、中東欧諸国のEU加盟、シェンゲン協定の実施(国境検問所の廃止)、EUと西バルカン諸国のビザ規制緩和協定など、中東欧地域の環境も変わり、人の移動も簡便になりました。このような変化の中で、各国日本語教育関係者の国境を越えた協働の土壌が徐々に整備されてきたと実感しています。JFBPでは、今後もさくらネットワーク、各国教師会など既存のネットワークを繋いだり、組み合わせたりすることで、より開かれた地平が形成できるよう、ネットワーク支援を続けていきたいと思っています。

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