JF便り<日本語教育編・10号> 第12回海外日本語教育研究会

日本語国際センター研修事業課 久保 千津子


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国際交流基金(ジャパンファウンデーション)日本語国際センターでは、毎年海外諸国の日本語教育の状況の紹介およびそれを支援する過程で得た知見と蓄積の公開を目的として研究会を開催しています。

jf-edu10_2.jpg今年度は、2007年2月3日土曜日 (13時30分から17時)に、第一部で「海外の日本語教育とその社会とのかかわり、また、そこで活動する日本人日本語教師を取り上げた研究報告」、第二部で「教師研修を担当している日本語国際センター専任講師の研究発表」という構成で開催されました。

また同時にNHK教育テレビで放映された「エリンが挑戦!にほんごできます。」(2006年10月6日から2007年3月30日まで)や「教授法シリーズ」などを中心とした、当センター開発の最新教材について展示する場も用意しました。


当日はさまざまな機関で日本語教育に携わっている日本語教師や教師を目指す学生、さらに当センターで研修中の研修生等120名が参加し、休憩時間にはなごやかな情報交流が、質疑応答においては活発な意見交換が行なわれ、盛況のうちに閉会となりました。

*第12回海外日本語教育研究会の報告を日本語国際センターWebサイトに掲載しました。各スピーカーの研究発表内容をPDFファイルででご覧になれます。

○プログラム内容
第一部
「モンゴルと日本~文化交流から経済交流へ~」
   (村上吉文 元モンゴル日本人材開発センター日本語コース運営専門家)
「ウズベキスタンの日本語教育と進路」
   (福島青史 元ウズベキスタン日本人材開発センター日本語コース運営専門家)
「海外で求められる日本人日本語教師の資質」
   (平畑奈美 中国帰国者定着促進センター専任講師)

第二部
「テクストジャンルとル/タの対立」
   (生田守 日本語国際センター専任講師)
「中国人日本語教師の教師研修における教授観の変容について」
   (篠崎摂子 日本語国際センター専任講師・張文麗 西安交通大学)
「協働学習のための学習デザイン」
   (金孝卿 日本語国際センター専任講師)

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