カイロ:ピラミッドで凧を揚げる

カイロ日本文化センター

topic_0803_cairo.jpgカイロ日本文化センターは、2月8日、ギザの三大ピラミッドにて凧揚げ大会を開催しました。許可を出してくださったエジプト考古庁にとって前代未聞のことだったようですから、おそらくは史上初めて、日本の凧がピラミッドを舞ったことになるはずです。

日本からは凧専門家の大橋栄二・瑛子ご夫妻を招き、カイロ在住の子ども達に凧制作指導をしました。子ども達はただ与えられた凧を揚げるのではなく、自分だけのオリジナルな凧で存分に風と遊びました。

大人も子どもも一緒になって凧揚げを楽しみ、その間を縫って大橋さんが発明した「アーチ連凧」が3つのピラミッドに向かってアーチを伸ばしていきます。あいにく風向きが違ってアーチはカイロ市街の方へ向かいましたが、ピラミッドを背景に高く大きく舞う連凧の姿は、参加者のみならず観光客までをも魅了しました。

凧制作のワークショップを通じて大橋師匠から免許皆伝を頂戴したカイロ日本文化センタースタッフは、早くもカイロ市内の文化イベントで新たなワークショップを開催し、カイロっ子に日本の凧を広める活動に着手しています。材料は地産地消で、竹ひごの代わりにアラブ世界特産「ケバブ串」を使っています。


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