雑誌『をちこち(遠近)』
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サンパウロ:大駱駝艦天賦典式ブラジル公演

2010年11月、坊主頭の集団がサンパウロに到着しました。多種多様な人種が生活をしているため見た目ではあまり驚かないブラジル人も振り返って見るこの集団は、俳優としても活躍されている舞踏家、麿赤兒氏が結成した舞踏集団 大駱駝艦天賦典式(だいらくだかん てんぷてんしき)の皆様です。

サンパウロ日本文化センターでは、大駱駝艦天賦典式公演団をお迎えし、2010年11月3日と4日にサンパウロ市、6日にサントス市と2都市3公演を実施しました。

今回の公演は「Segredos da Humanidade - Secrets of Mankind(ヒトの秘密)」と題し、『幻惑の楼閣震える法悦のモノ達すべての境界は消滅し「生」も「死」も無く光・光・光が乱舞するついに 「ヒトの秘密」が顕現する 暗黒の楼閣』というテーマに基づき、麿赤兒氏率いる22名のダンサーによって、憑き物、童のシャーマンごっこ等の10の場面に分かれた約100分間の公演です。

舞踏はブラジルでも人気が高く、過去にも多くの舞踏公演が実施されていますが、大駱駝艦をブラジルの方々にご紹介するのは今回が初めてです。

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ブラジル人は自分が気に入ったものには惜しみない拍手を送る一方、気に入らなければ公演中でも席を立ってしまうという気質ですので、大駱駝艦天賦典式がどのように受け入れられるのか、期待と不安が入り混じっていました。結果は、闇に吸い込まれそうな錯覚を覚える圧倒的迫力の舞踏で、スタンディングオベーションを受けることができました。いつまでも鳴り止まない拍手と指笛、そしてブラボーという声が今でも耳に残っています。

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Photo: Hagino Miho

公演終了後の反響も大きく、アンケートでは「すごい。言葉に出来ません。まだ感動しています。」といった感動のコメントをたくさん頂きました。今回は、アンケートだけでなく当センターの問い合わせメールにもコメントが寄せられており、「素晴らしかったです。すごく繊細で芸術への尊敬が伝わります。公演おめでとうございます。」というお言葉を頂きました。

見た目だけでなく、公演でもブラジル人を驚かせた大駱駝艦天賦典式ブラジル公演は、地球の反対側で新たな舞踏の世界を見せてくれました。

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