雑誌『をちこち(遠近)』
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11(最終回) 『放課後』いつかは......

大山慶



みなさんこんにちは。本格的に寒くなり、すっかり冬らしくなってきましたね。早いもので、ついにこのコラムも最終回となってしまいました。

みなさんは連載第1回目に僕が書いたことを覚えていらっしゃるでしょうか。忘れてしまった方、そもそも見ていない方のために一部引用いたしましょう。

――連載の最終回では、完成した『放課後』について、メイキングや受賞風景の映像と共にお伝えできればと思っています。 がんばるぞー! おー!――

こう書いたのです。

現在、受賞風景をお見せするどころか、まだ完成に至っておりません......。正直なところ、いったいいつ完成させられるか、まったくめどが立っていません。クラウドファンディングでお金を集めてしまっているので、一度、製作中止の発表をし、支援者の皆さんに返金することも考え始めているくらいです。

受賞風景は無理でしたが、メイキング映像はお約束通りお見せしたいと思います。



『放課後』は、ArtRageというペイントソフトで描いています。2008年に作ったパイロット版ではPainterというソフトを使っていたのですが、ArtRageと出合い、そのアナログの再現度の高さに驚き、全てこのソフトで作ることにしました。せっかくなので、2008年に作ったパイロット版も見せちゃいましょう。



何だかこれだけでは申し訳ないような気がしてきたので、予告編には入っていない1カットも見ていただきたいと思います。



図書室での1シーンです。「英和辞典で卑猥な単語を調べる」「卑猥なものを女子に見せて反応を楽しむ」という"男子中学生あるある"ですね。女子中学生も卑猥な言葉を辞書で調べたりしていたのでしょうか。

いつになるかわからない『放課後』の完成ですが、1日も早くみなさんに観ていただく機会を作りたいと思っていますので、その時はどうかよろしくお願いいたします。

また、今後、CALFでは製作部門、配給部門ともに、「アニメーション」という表現の可能性を広げるような面白いことにどんどん挑戦していく予定です。時々CALFのサイト(http://calf.jp/)を覗いていただくか、ツイッター(https://twitter.com/CALF_JP)のフォローをお願いします。

それではみなさんまたいつかどこかで! アデュー‼





keioyama00.jpg 大山 慶(おおやま けい)
アニメーション作家 1978年東京都生まれ
2005年、東京造形大学の卒業制作『診察室』が学生CGコンテスト最優秀賞、BACA-JA最優秀賞などを受賞。カンヌ国際映画祭監督週間をはじめ、海外の映画祭に正式招待される。'08年には愛知芸術センターオリジナル作品として『HAND SOAP』を制作。オランダアニメーション映画祭グランプリや広島国際アニメーション映画祭優秀賞など多数の受賞を果たす。映画『私は猫ストーカー』('08)、『ゲゲゲの女房』('10)ではアニメーションパートを担当した。現在、自ら設立に加わったCALFに在籍し、制作、配給、販売など幅広くアニメーションに携わりながら、新作『放課後』を制作中。

公式サイト : http://www.keioyama.com/
CALF : http://calf.jp/
CALF STUDIO : http://calf.jp/studio/




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