2020年6月のバックナンバー

2020.6.22

海外公演の現場から 岡崎藝術座メキシコ・ペルー公演

2019年12月、国際交流基金は演劇カンパニー「岡崎藝術座」の中南米ツアーを実施した。カンパニーを主宰する劇作家の神里雄大氏は、大正時代にペルーへ移住した曽祖父母をもち、ペルー・リマに生まれ、移民や越境をテーマにした作品を多く手がけている。2018年には南米体験を基にした作品で第62回岸田國士戯曲賞を受賞した。神里氏の作品は、これまでオーストラリア、ベルギー、フランス、インドネシア等、世界各国で上演を重ねてきたが、中南米での公演は今回が記念すべき初演となった。