ウェブマガジン「をちこち」バックナンバー

079 世界の映画館
078 第49回(2022年度)国際交流基金賞
 ~差異を超える橋をかける~
077 日本語で、ともに生きる
076 内なる多様性
075 コロナ禍の世界を文化でつなぐ 第48回(2021年度)国際交流基金賞
074 物語を伝える―災厄を越えて―
073 新型コロナウイルス下での越境・交流・創造
072 Japan 2019 米国で日本のアートが花開く
071 「文化」「ことば」「知」が育む、日本と世界の絆
   ―第47回(2019年度)国際交流基金賞―
070 日本×東南アジア、スポーツでつながる交流の輪
069 日本発、世界にひろがる現代文学
068 ジャポニスム2018 閉幕
067 国境を越えて共鳴する文学と音楽、伝承される日本文化-第46回国際交流基金賞-
066 世界に広がる日本語学習熱
065 日本とキューバを結ぶ現代芸術
064 日本の魅力をパリへ、そして世界へ ジャポニスム2018
063 情熱と好奇心が開く異文化への扉
第45回 国際交流基金賞
062 ASEAN50周年 ―アートでみる東南アジアの現在と未来―
061 地域の文化アセットと国際交流
060  日米センター/安倍フェローシップ25周年
059 進化する国際展の未来
058 日本語で広がる世界
057 メディアアートの未来を探る
056 東日本大震災から5年を経て
055 国際親善・文化交流 それぞれのカタチ―第43回 国際交流基金賞
054 欧州を魅了する日本の現代アート
053 話したい、伝えたい―言語を学ぶそれぞれの理由
052 Chim↑Pom、バングラデシュの街へ飛び出す
051 地球を舞台に交流する-2014年度国際交流基金地球市民賞
050 世界と考える、Tohokuの未来
049 北斎、再びパリを魅了~『北斎漫画』初編出版200周年
048 人をつなぐ笑いと言葉~第42回 国際交流基金賞
047 日本語で出会った新しい世界
046 日本がたどった「近代化の吸収」の道
045 人間の存在を追い求めて―演劇は国境を越える
044 アジアの作家たちが語り合った文学
043 それぞれの場所で、それぞれの時代を表現する
042 近代建築がつくりだす風景
041 アジアの絆を強くする。
040 震災で生まれた交流の芽を育てる
039 ASEANと日本のアーティストが創り上げた舞台
038 世界との出会いで進化する日本の伝統芸能
037 コミュニケーションは日本語で
036 世界をつなぐ、次世代へつなげる~第41回 国際交流基金賞
035 先端を走れ!メディア・アートと日本のケンチク
034 全解剖 田中功起@ヴェネチア・ビエンナーレ
033 希望、夢、そして愛:闘うアーティストたち
032 海外へ売り出せ!日本の文学
031 新たに語られる戦後日本美術~東京・ソウル・NY
030 被災地の経験と復興への歩みを世界に届ける
029 日本の未来を透かす多彩なプリズム
028 ロボット、アンドロイド、ボーカロイド!
027 美術を通して日本社会を見る 
026 地域も時代をも超える文化の力を信じて~第40回 国際交流基金賞
025 ここに、建築は、可能か~ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2012
024 人が歩む日中交流
023 日本語で「窓」を開けよう
022 自然、環境、そしてアート
021 あなたにとっての「中東」をもっと身近に
020 今、僕たちもインドで考えてみた
019 JFICで日本の今を知る×日本の今を伝える
018 3.11から1年 文化は社会に貢献出来たのか
017 時代と空間を越える文学
016 2012年クールジャパンの今
015 The Japan Foundation Awards 特別号 先駆者たちの横顔
014 ドイツで北斎に出会う
013 ビエンナーレ/トリエンナーレ
012 フェスティバル!(をちこちMagazine 1周年記念)
011 地域を結ぶデザイン、世界をつなぐデザイン
010 3.11後の社会
009 韓国を、想う。
008 いま、日本語でつながる。
007 世界がであうBUTOH
006 日本映画に魅せられた世界の映画人
005 今を生きる文化遺産
004 表現としてのマンガ
003 音楽が紡ぐ出会い 日本×アフリカ
002 越境する文学
001 これからの国際文化交流

をちこち雑誌リスト

074 物語を伝える―災厄を越えて―

2021.7.26

074 物語を伝える―災厄を越えて―

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の発生から10年を迎えた2021年。この間も全国で多数の災害が発生し、新型コロナウイルス感染症の世界的流行下での生活は2年目に入りました。災厄の体験や思いをいかに言葉にして共有するか、他者の痛みにいかに共感するか、そして年月がたつにつれて風化していく記憶をいかに次代に伝えるかという課題は、災厄の後も終わることはありません。

特集074は「物語を伝える―災厄を越えて―」をテーマに、私たちの安全な日常生活という「神話」を打ち砕くような現実の災厄の中で、「物語」はなぜ作られ、何を伝えてきたのか、そして今から生まれていく物語について、3名のインタビュー・寄稿をお届けします。

小説や漫画、現代アート等多様なメディアで、現在に至る歴史の中の人々に迫り、声なき思いを記し続ける小林エリカさん、『シン・エヴァンゲリオン論』はじめ、数多くのSF作品を批評し、震災後の文学も研究されてきた藤田直哉さん、そして、芸術人類学者として国内外で神話を研究し、「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」日本館展示(2019年、国際交流基金主催)のメンバーとして新作神話を制作された石倉敏明さん、それぞれの「物語」と「災厄」への向き合い方に迫ります。

トップストーリー
「物語を伝える―災厄を越えて―」<1>
漫画家、作家 小林 エリカさんインタビュー
「『わからない』からこそ、語りたい」

特別寄稿
「物語を伝える―災厄を越えて―」<2>
批評家、日本映画大学准教授  藤田 直哉さん寄稿
「『事実』と『物語』」

連載エッセイ
「物語を伝える―災厄を越えて―」<3>
芸術人類学者、秋田公立美術大学大学院准教授 石倉 敏明さん寄稿
「再創造される物語――『イシの物語』から『宇宙の卵』へ」(前編)

「物語を伝える―災厄を越えて―」<4>
芸術人類学者、秋田公立美術大学大学院准教授 石倉 敏明さん寄稿
「再創造される物語――『イシの物語』から『宇宙の卵』へ」(後編)

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